fc2ブログ
以前の海外旅行のことを書こう。(もう最後かな)

2018年7月にソウルに行った。
近い外国ということで。
以前別件で韓国に行ったときに油断してパスポートを忘れたことがあったが、
この時は忘れず持参した。

LCCで仁川に飛んで、ソウル市内をふつうに観光。

宗廟と交代式
IMG_9038.jpg

北村韓屋村で韓国ドラマ撮影中
IMG_9047.jpg


明洞で実弾射撃場に行った。
実弾を10発撃てるのだが、1発目の反動がでかすぎて、
怖い、もういいです、ってなる。
真ん中が10点の同心円の的を狙うのだが、
残りをひやひやしながら撃った割には合計70/100点くらいで意外と良かった。


適当な食堂でランチ。
IMG_9020.jpg
ハングルメニューを読めないので、携帯カメラでリアルタイムGoogle翻訳。
どれどれと、壁の貼り紙を訳すと、
「注文と会計は入店時に済ませること」
え?もう座ってますけど。。
まあ観光客だから素通りか。


指さし単語帳を借りていって、
明洞のレストランで店員に取り皿をもらいたいときに、
皿の絵と文字を指さして要求したら持ってきてくれて、役に立った。


暑すぎるので道端のお店で帽子を買ったら、
おまけでハンカチくれたりしてやたら気前がいい。
後日、この店でのクレジット払いでウォンと円を誤って
10倍の2万円ほど払っていたことが判明。
よく見てサインせよという勉強料だな。。


国立博物館に行ったら、
小学生集団の引率の先生が熱心に指導している場面を見かけ、
教育熱心さに感銘を受けた。
ここから駅に戻るときにかなり本気のスコールに遭った。
風も強くて博物館の前の展示も盛大に吹っ飛んでいた。
なかなか日本では見ない勢いだった。


ビアを少し。
IMG_9058.jpg

大丈夫?
IMG_8995.jpg


???
IMG_9025.jpg


結論としては、どこも飯がうまくてよかった。
スポンサーサイト



2020.12.19 Sat l 旅行 l COM(0) TB(0) l top ▲
海外に行けないので以前の海外旅行の話を書こう。

2019年7月にタイのバンコクに行った。
選定理由は、文字の読めない国で、航空券と物価が安いこと。
見返すと、往復航空券+ホテル2泊で4.5万となっていて改めて目を疑う。

航空会社はエアアジアで、羽田発、現地深夜着。
空港のちゃんとしてそうなタクシーカウンターで、
宿の名前を印刷した紙で示す。

タクシーは安心のトヨタ車。
しかし運ちゃんが深夜のハイウェイをやたら飛ばす。
しかもすごい眠そうで、しきりにガムを開封して噛んでいる。
メーターを覗くと140km/hくらい出ていた。
生きた心地がしなかった。

宿はホテルミューズバンコクで、
部屋は広いし、屋上の飲み放題無料バーが良かった。

まずは地下鉄や水上バスを乗り継いで普通に観光。
ムエイタイは営業日を外して観られなかった。

この国では国王がとても尊敬されていて、
町の至るところに肖像画が掲げられている。
最近先代が亡くなって交代したばかりで、若い。
ウィキペディアによれば、とても自由な感じの人のようだ。
不敬罪があるようだが、どう思われているのだろうか。
IMG_0565.jpg

水上マーケットは、タイ人観光客が多いというクローンラットマヨムへ。
地下鉄の終点からタクシーで(確か)15分くらい。
行きは心配なので、ホテルから全行程タクシーで、
帰路は地下鉄の駅までタクシーにした。

ローカル感があってとても良かった。
IMG_0596.jpg

IMG_0584.jpg

IMG_0588.jpg

何を血迷ったか、容器の周りを氷水で冷やされたフレッシュジュースを飲んだものの、
ふつうにおいしくて、その後特に問題はなかった。

歩き回っていたら、二日間の平均が2万歩/日に達した。


帰りは再びホテルから空港までタクシー(昼)。
ホテルの人に案内して乗せてもらったので油断していたが、
メーターが隠されていて、500バーツ出せと言ってくる。
来たときは同じ道で250バーツくらいだったので倍額だ。

1バーツは4円くらいで大した額ではないし、
まだ500バーツの現金を残していたので払えばいいのだが、
そのまま払うのも面白くないので交渉。

「ここに来た時は250だったぞ」
「いや、500だ」
「おれは今日国へ帰るから(試しに)もう350しか持っていないんだ。
ダメならここで下ろしてくれ」
と言いつつ、残った小銭も差し出す。
すると、分かった行くよと言ってもらい、無事に空港着。
浮いた150バーツでボーナスのお土産を買った。


落ちとしては、そのお土産を最後に買って
別バッグで持っていたものだから、
飛行機に忘れて失ったとさ。
2020.12.12 Sat l 旅行 l COM(0) TB(0) l top ▲
海外に行けないので以前の海外旅行のことを書いてみよう。
写真と記憶を頼りに。

2019年正月にマレーシアのクアラルンプールへ行った。
選定理由は、イスラム圏で、温かいことと、物価が安くて豪遊(当社比)できること。
航空券はAirAsiaで往復4万台(確か)だった。
1万も出せば高級ホテルに泊まれる。
HIS曰く、世界一安く泊まれるリッツカールトンがあるらしい。
一方で同じような距離のシンガポールは移動費も物価も断然高い。


楽しみにしていたのだが、年末に胃腸炎にかかり、
胃が空っぽなのに吐いたり、数日何も食べられない状態に。
少し食べられるようになって出発となり、
現地に着いたらまずマックのおかゆを食べた。
この国のマックにはおかゆがある。
そしてバイクが多い。
IMG_9660.jpg

とりあえずモスク、教会、ヒンズー寺院などを回る。
ヒンズー系の色使いはきれいなんだけど美しいと思えない。
中華系の寺院とチャイナタウンも訪れた。
あらゆる宗教が集結している。
IMG_9684.jpg

IMG_9688.jpg


マーケットは賑やかでいいんだけど、
油臭がひどくて食べる気になれない。
IMG_9670.jpg

若者が集まっている方にいって、
カフェ休憩で生絞りフレッシュジュースのメニューがあり、
試しにセロリを頼んでみたら、ホント?セロリ好きなの?と店員に念押しされた。
そうだよ、売り物なんだからそんな驚かなくても。。
レストランの飯はふつうにうまい。

シャングリラに泊まったら緑の迷路があった。
IMG_9676.jpg
楽しそうなので入ろうと思ったけど、
どうやら雰囲気的に迷路はやるものではなく見るものであるようなのでやめた。


マレーシアの英国からの独立を宣言したムルデカ広場
一部工事中である。
ここはビルが立ち並ぶ都市だが、まだまだ至るところで工事をしている。
成長の勢いを感じる。
適当なコンクリートの板の橋を渡らされたりして大丈夫かと思う。
IMG_9707.jpg


空港までの車窓から深い緑が見える。
ここは熱帯であることを思い出した。
IMG_9721.jpg
2020.12.05 Sat l 旅行 l COM(0) TB(0) l top ▲
新幹線が半額なのでこの機会に初の金沢へ。
記憶にないが、記録によると、大学3年の夏にテント泊していたようだ。

東京~金沢間は2.5時間と速い。
地図で見ると行きにくく、新幹線での利便性のゲインが大きいと思った。

宿は、面白そうな一棟貸しのCasaya旅音
本部でチェックインして鍵を受け取るときに、おすすめレストラン情報を入手。
海鮮丼はコスパが悪く、食べるなら寿司が良いとの知見を得た。

部屋(家)は2階建てで広く、設備も充実していて大変良かった。
ふつうに家なので、ミルク作り、哺乳瓶消毒もスムーズ。

金沢市内には徒歩圏内に多くの観光スポットがあり、丸二日楽しめた。
気づいたら二日とも2万歩をこえていた。

近江市場
 かつての築地場外よりは素人向けだが、雰囲気は似ていて、下関より金沢が好み。
 休日はとても混んでいる。平日の朝に再訪したら空いていて大変良かった。
 本気の棒寿司、鯖と酢飯の割合が1:1に迫り、大変美味。
 梅貝のおでんも美味。
 のどぐろの刺身と炙りの食べ比べ寿司セット。炙りが良い。
 本気のブリ大根、味が浸みていて、すばらしい。
 fc2blog_202011262300593d0.jpg

石川四高記念文化交流館
 寮生活が激しそう。西田幾多郎が授業していたらしい。
 数学のプリントが英語。

しいのき迎賓館
 3階の自習室で学生が机に向かっていた。

21世紀美術館
 混みすぎていて上野みたい。無料展示のみ見て退散。
 面白そうなので空いているときに来たい。

松涛庵
 前田家の茶室。釘不使用で移築を繰り返したらしい。
 基礎の上に固定せず乗せるだけの構造で耐震性に優れる。
 (前にもどこかで聞いた気がするが忘れた)

金沢城公園
 広大な芝。
 有料の櫓の中に入ると迫力満点。木造の難しさを再認識。
 fc2blog_20201126225903129.jpg
 fc2blog_202011262258003a3.jpg

兼六園
 風情のある庭園。思っていたほど広くはなかった。
 fc2blog_202011262257056fb.jpg

今井金箔広坂店
金箔屋さんの金箔ソフト。箔が舌に貼りついてまとまるが味はしない。

武家屋敷跡
雰囲気のある町並み。生活に使われていて日常感がある。
 fc2blog_202011262257468df.jpg


全体的に若者が多くて洒落ていて民度が高かった。芸術の街。
駅近にマンションがどんどん建っている。新幹線効果か。
石川県の人口増減マップを見ると、
人口が金沢市に集中していく様子が一目瞭然。
2020.11.27 Fri l 旅行 l COM(0) TB(0) l top ▲
踊り子号で下田へ直行。アクセスがとてもよい。
せっかくなので新型車両を狙い、さすが最新で快適だなあと
思っていたら、中央線特急の使い回しであることが判明。
思い込みはよくない。

下田駅の授乳室は最近整備されたようで大変快適で、
万全の体勢で昼飯へ。
駅前の徳蔵丸店ではベビーカーOKで親切にしてもらった。
海鮮丼の具が良いのに加えて小鉢が充実していて、
一通り下田名物を味わえた。
夕飯もあるのにペースが速すぎか。

下田駅近くから出ているロープウェイを上ると、
眺望が開けて下田港を見渡せた。
頂上は植物園になっていて、自分は詳しくないが、
かなり希少なラインナップが揃っているようだった。
係員が丁寧に水やりをしていた。

下田大和館では、夕飯オプション全部乗せを楽しみにしていたが、
部屋が想定外のオーシャンビューで驚いた。
海にサーファーがたくさんいる。
そしてホテルの係員の多くは元サーファーっぽい肌色と爽やかさを備えている。
ホテルの一階は海岸につながっていて、ガチの機材が並んでいた。

期待通り夕飯は豪快で、特に金目鯛の煮付けは想像を超える大きさだった。

翌朝、温泉の内湯から屋外の階段を上って外湯へ出た。
これまた自分史上最高のオーシャンビューですばらしかった。

下田の街を歩くと残念ながらシャッターが目立った。
ペリーロードのあたりではおしゃれ感を出して持ち直した感じがしたが、
すぐに端まで歩ききってしまった。

昼飯は地域共通クーポンを使い、道の駅でうに丼。
使い切るために少し金額不足でどうしようかと思っていたら、
店員のおばちゃんから大盛りにする手があるよとのナイスな提案。
万事丸く収まった。

帰りは旧型の伝統的な踊り子号。
かなり昔から走っている印象で、設備が古いことを予想していたが、
しっかりメンテナンスされていてふつうによかった。
醸し出される旅情!
このザ踊り子な車両が今も維持されている理由を垣間見た気がした。








2020.11.21 Sat l 旅行 l COM(0) TB(0) l top ▲
GoToを利用して家族で湯河原に旅行してきた。
0歳児がいてレンタカーしたのだが、ベビーシートを一日500円で借りられて、
セッティングもしてくれるのでありがたい。
車なので必要な道具を全部積んでいける。ベビーカーもお風呂マットも。
自転車がないのでVitzでも十分な積載量であった。

せっかくなので伊藤屋という老舗旅館に泊まった。
定価で1泊一人2万をこえる宿はおそらく初めてで、ホスピタリティがすばらしかった。
料理は豪快ではないが手が込んでいて優しかった。
部屋の手前に洗面所とは別に水場があり、宴会用と思われるが、
ミルクを作ったり消毒したりするのに便利で助かった。
コロナの影響ですべての風呂が貸し切り風呂となり、子供が温泉デビューした。

地域共通クーポンでお土産を買い、特に魚判干物がすばらしかった。
おすすめは上アジで、これを含む華セットを家でいただいた。

温泉街を歩くとシャッターが多く、仲居さん曰く増えたのは4,5年前からとのこと。
昔は宿泊客が夜に外を出歩いてお金を落としていたらしい。
自分は旅行に来たら宿を楽しむという頭しかないので、感覚がわからない。

翌日はとても良い天気で、宿から自転車で走っている人も見かけた。
ここは45分上れる峠で川崎から最も近く、度々輪行で上りに来た。(例1例2

自分たちは車で伊豆スカイラインの十国峠に行った。
修善寺のレースで数十回通ったが、初めてケーブルカーで上へ上がった。
駿河湾と相模湾の両側と、もちろん富士山も見渡せて、すばらしい眺めであった。

平日の夕方早めの時間に帰路についたら、東名が全く混まないで帰れた。
あまりにスムーズで、本当にいいんですかという感じだった。

ちなみにレンタカーを借りたときに、ガソリンが最初から1メーター減っていることに
少し走ってから気づいた。面倒なのでそのままにしていたが、返す時にダメ元で申告したら、
走行距離メーターの記録から計算して一部返金してもらえた。
言ってみるものだ。

20201119001009853.jpeg

20201119001010686.jpeg

20201119001011e70.jpeg
2020.11.18 Wed l 旅行 l COM(0) TB(0) l top ▲
2月のある日にパースに駐在中の友人から遊びに来ないかと誘いがあった。すなわち神が降臨。

行きのトランジットでシンガポールにて一日観光。
深夜着し空港のトランジットホテルが空いていなくていきなりほぼ徹夜状態というイベントはあったものの主なところはだいたい回れた。
ただ、パースはこれから気温が下がってくると聞いて比較的厚着で臨んだものの、南半球に行く途中で赤道を通るという至極当たり前のことを忘れていて暑さにやられた。
もちろん電車の切符を自販機で買うのに若干苦労するという海外ならではのイベントも発生。正解は5ドル札以下のみ受け付けて10ドル札は不可。
そして普段歩き慣れていない自分にとって一日中歩いたらかなり足にきた。
カジノの腐りっぷり(自分は賭けていないが)とインド人街のなかなかのインド力の高さ(インドに行ったことはないが)が印象的だった。
あとはナショナルスタジアムの近くにsports hum libraryというスポーツ関係の本だけの図書館があった。土地柄強豪という国でもないけれど考えることが違うなと。

パースでは友人宅に居候させてもらい、一緒に休みをとってもらってずっと車で回り、毎日ぎりぎりまで飲んだ。
これだけの最高の旅をしたことはないし、今後もすることはないだろう。
感謝しかない。

パースは資源(オイル、ガス、鉄鋼石など)でもの稼いでいる街で裕福層が多く、基本的に人の単価が高い。高級住宅街の家々はでかいのはもちろん、奇抜な現代アートのオブジェが並んでいたり海辺にはプライベートクルーザーが並ぶ。
最近は日本企業も進出している(事の発端)。このところの油価下落で景気は降下中とのこと。

近くに(といってもパースから200キロちょい)ワイナリーが多く、有名なマーガレットリバーのあたりを走ると50キロくらいずっと一面のぶどう畑を眺めるなんていう規模。
ワイン素人の自分も飲み比べたり教えてもらったりしてある程度のベースとなる感覚と、品種の名前と作るときのパラメータの振り方くらいは覚えることができた(この感覚が日本で忘れない頻度で再現されるかは不明)。

オーストラリアの西の僻地にも行ったが名の知れたところは観光地化されていて、皆せっせと稼いでいる。
岬の灯台の近くに行くだけで8ドル、登ったら20ドル!

自転車も借りて二日ほど朝パースの街を散策。
川沿いのサイクリングロードは快適で自転車通勤の人も多く、矢野口朝練的なノリで集まっている集団もいた。
川沿いに突如筋トレマシーンが置いてあり朝から汗を流す人も。
借りた自転車がスピードプレイ(シューズも借りたがぬるっとした独特の感覚)、オシンメトリックギア(いわずもがな)、サドルが高くて超前下がり(ケツにささる)などオリジナリティあふれる仕様だったが、調整しつつ2日目の帰りにはなんとか乗りこなせた。

肉体的には4月の体調不良を吹き飛ばす休養を得たので6月の富士スバルをターゲットに5月の練習をがんばろう。
もちろん(こちらの方が大事だが)友人の話に刺激をうけて仕事もがんばろう。

トランジットのシンガポールチャンギ空港にて



余談
初めて海外にパソコンを持っていったが適当に時間をつぶせて良い。
DELLのInspirion 11-3162という4万円くらいの安物だが、SSD128GBで起動が速く1キロちょいと軽くバッテリーは10時間ちょいもつので適当に持ち歩くのに良い。たいしたことはしないので処理速度も十分。
写真は後日。携帯からパソコンに移行する手段がない。
2016.05.06 Fri l 旅行 l COM(0) TB(0) l top ▲
静かな熱帯は1億年前と変わらないのではないか。
DSCN0534.jpg

どっかで見た覚えのなる簡易熱機関のおもちゃを発見。
DSCN0592.jpg

世界の車窓から。
P7270382.jpg



ローラー。
270W-30min
いつも70rpm程度だが、今日は82rpmくらいで始めたら開始3分で170拍に乗る。。
どうなることやらと思ったら、
ave175拍
ラストを300W-3minでつっこんでmax186拍
先は長いが一歩一歩進むしかない。
2011.07.29 Fri l 旅行 l COM(0) TB(0) l top ▲
ケアンズより帰還。

そこには空があり、海があり、ジャングルがあった。

DSCN0321.jpg

P7260016.jpg

P7270368.jpg


そして月曜のニュースはエバンス一色だった。
変換 ~ DSC_0079

everybody knows him.
歴史博物館の受付のおばあちゃんまでもが、
カデルは年に一度ケアンズからポートダグラスまでのローカルレースを走りに来るのよ、
と熱心に話していた。



リハビリローラー
300W-10min
max175拍まで。
2011.07.29 Fri l 旅行 l COM(0) TB(0) l top ▲
3/9
Dubendorf->Chiasso->Como->Bellagio->Ghisallo->Asso->Milano
 のんびりした3泊からうって変わって今日は豪快に移動する一日。チューリッヒからひたすら南下してイタリア国境をめざす。スイスパスの有効範囲がよくわからなかったので一応国境直前の街Chiassoで一度降り乗車券を買い直した。ついでに街を散策したがあたりはすっかりイタリア語になっていた。
 コモへ出てコモ湖湖畔の街ベラッジョ行きのバスを探す。時刻表を見るに1時間以上あったので街をぶらり歩く。
 始発場所にもかかわらずバスは当然時間通りには来ず、10分近く遅れてきた。乗ろうとするとチケットはないのか、待っててやるから(指差して)そこの店で買ってこいというようなことを言われた気がした。しかしその指差す先には喫茶店があるだけでよくわからずてんぱっているとなんとバスの運転手が降りてきてここだぞ、ここでベラッジョって言えと教えてくれた。そんなばかなと思って喫茶店のおばちゃんに言うとなんとチケットを買えた。わお。ソーリーソーリーお待たせしました。運ちゃん、神。
 そしてバスはさらに遅れる。
 バスはコモ湖沿いの狭い道を進んだ。すれちがいは毎回ひやひやものだが運ちゃんは熟練技でかわしていく。対抗のバスがくるとなんと停車して運ちゃん同士なにやらしゃべり始めた。後ろめっちゃ車がつっかえてるのに。。
 ベラッジョについてギザッロ峠方面のバスの時刻表をみて唖然。3時間後。。ベラッジョの街はピザ食ったりお土産かったり歩いて楽しめたがそれでも時間を持て余してしまう。しかし、ひとつやるべきことがある。この町の中でバスのチケットを売っているところを探さねばならない。ここには鉄道はなく、コモ湖を遊覧するフェリー乗り場がもっともオフィシャルな感じを醸し出していたのでいくと英語であそこのnewpaperを売っている店で買えるよと教えられる。これはもう絶対聞かないとわからないところで無事にゲットした。
 歩き回っているうちはいざ知らず、立ち止まっていると体が冷えてくる。フェリー乗り場の待合室でバスを待った。時間になってももちろんバスは来ない。通りを眺めて待っていると10分ほど遅れて現れた。途中で降りるということは社内放送なしの状況では難しいため、乗り際に運転手にギザッロまでねと伝えておく。ここからバスは内陸に入り峠道を上っていく。バスで上ったわけだが勾配は意外にきつく感じられた。バスに揺られうとうとしてしまったというかふつうに寝てしまったが、ギザッロ着いたよと運ちゃんが教えてくれて無事降車。
 まず気温が低い。標高700mちょいとそれほど高い峠でもないが下界とは差がある。振り返ればそこには小さなギザッロ教会が佇んでいた!教会には中に飾られた往年の名選手の品々は正直よくわからなかったが、この名を冠した自転車を駆る自分としては全身でご利益をいただいた気がした。自販機で売っているポストカードとプラスチックカードを乱発しているうち、数人の訪問者があった。併設の自転車博物館は本日休館で入れなかった。ついてない。そういえば堺にあるシマノのそばの自転車博物館を訪れた時も休館日だったな。
 だいたい見たのでバス停でバスの時間をよくみるとこのバス停の時刻表が設置されていなかった。ベラッジョで見た時は1時間後に次便があったと記憶したので待つ。
 待つ。まあ遅れることはデフォルトなので気長に。
 寒い。夕暮れ時になり、標高が高いこともあってぐんぐん冷える。いまは当然氷点下だろうね。
 待つ。しかし予想時刻を30分過ぎても現れない。なんか見間違えたかな。一度教会にもどって暖をとろうにもそのスキにバスがいってしまっては元も子もないので動けない板挟み。それにここはイタリアなのでバスが遅れているのか何かの勘違いで来ないはずの便を待ってしまっているのか判断しかねる。
 暗くなってきた。ほんわか雪が降ってきた。風も出てきた。なんとか発熱しようその場で足踏み。しかしそろそろ生命の危険を感じ始める。
 3月のイタリア北部の山の中でひたすらバスを待つが来る気配がない。ときどき通る乗用車は何事もないかのように通り過ぎる。お、ここはヒッチハイクに踏み切るべきか。否か。。
 いい加減やばくなってきたので、もしかしたら歩いて麓のアッソの町までいけはしないかと看板を探してみると、「Asso 3.2」の文字。単位はよくわからないがたぶんkmだろう。これなら最悪1時間で着ける。待ちくたびれ行動しなければいてもたってもいられなかったのでおもむろに歩き出した。
 野良犬の遠吠えなんかがして不気味な感じ。ってかもうさすがにヒッチハイクしかないんじゃない?と思ったそのとき、道沿いに小さな商店が現れた。おっちゃんにアッソまでの距離を聞くと、15kmくらいかなとの回答。お、終わった。バスのことを聞くとすぐそばのバス停から15分後に出るよとの神の声。そのバス停にはちゃんと時刻表があった。想像するに、この時刻表には平日休日の運行便が同列に書かれていてFerr.6というのが平日を意味しFestが休日を意味するのだろう。すると自分が次便として来るだろうと期待していた便は休日便のことだったのだ。かくして次のバスは時刻表からわずか3分の遅れで到着し、何事もなかったかのようにアッソの駅に到着した。
 さて、あとはミラノ市内に予約したユースに行くだけ。最寄りの地下鉄駅を出てから例によって迷ったが人に聞きまくって発見。受付のお兄ちゃんはこれまた気前のいい人で、自分はパソコンないけどネットがしないというと貸し出し用のパソコンはないけどこれを使いなといってなんと受付カウンターのパソコンを明け渡してくれた。ありがとう。今日のドミトリーはスイスとはうってかわってなんと4人中3人が日本人だった。

3/10
Milano->Venis (Venezia)
 同時期に卒業旅行でバックパッカーをやっている同期のhsgwとの待ち合わせは10日の12時にベニス駅そばのローマ広場。ミラノからベニスまでの電車は余裕をもって50分前着に乗ったがみごと期待に応えて50分遅れてくれた。ここで今回初めてレンタル携帯を使って連絡をとりあった。この町での動きはすべておまかせ。
 スイスは寒かったが、イタリアのこっちのほうは暖かいだろうと期待し、電車に乗りながら雪が雨に変わって行く様をみてほっとしていた。しかし結局ひたすら寒い。雪がぐちょぐちょになって歩くとすぐに靴に浸透してたまらない。町を歩く気力もないし、天気予報が翌日の晴れを予言していたので宿に地ワインと地チーズを持ち帰り、体を暖める。

3/11
Venis
 晴れ。しかもぽかぽか陽気だ。こうでなくちゃ!今日は街中をひたすら歩き回った。ベニスは歩き回るにはちょうどいい大きさだ。水上バスや土産物屋のあちらこちらから日本語が聞こえてくる、定番観光地のようだ。ピザを食って、ワイン好きにワインの解説をご教授いただき、チーズとサラミをむしゃむしゃ。

3/12
Venis
 最終日。朝、hsgwの飛行機に合わせて早めに空港に着く。朝飯と見送りを終えて一通りゆっくして時計を見るとまだ出発まで3時間もある。余裕をかまして手続きに向かうと。。

 Your flight is canceled.

 はい?
 まさかのストライキにひっかかりましたとさ。
 今日はもうダメだから明日飛べとさ。
 宿泊代は出さねーよとさ。

 まあ自分は旅行の身だからまだいいけどさ。仕事で来ている人間はたまらんわな。ってか自分も帰国予定の翌日に引っ越しの荷物の引き取りに立ち会わにゃいかんかった。間に合うのか!?当日朝成田に着いて速攻電話すれば大丈夫な時間なのでとりあえずこのことは忘れる。
 代替案としてベニスでもう一泊か、中継地のパリで一泊して翌日の同じ便に乗るかの二択を示された。パリは空港から市街まで遠かったので諦めてベニスもう一泊することにした。

 市内に戻り、前日泊まっていたユースのお姉さんに泣きを入れてシングルだと40€のところを30€で宿確保。飲む相手もいなくなってしまったので夜にバーに突入したら客は英語全く通じず。。バーのおっちゃんは微妙にしゃべる。お互い片言くらいがいちばん気楽でいいや。イタリアにおいてもツールドフランスは格別であり、チッポリーニやパンターニは人気が高いが世界戦などで勝ったベッティーニは意外と評価されていないなぁと思った。あとシマノはマウンテンバイクでカンパはロードというイメージらしい。しゃべるうち一杯分の値段でいいよと言いながらやたら注がれ、ついにDOCG級のワインも登場して店員もいっしょに飲み出した。途中で警官が二人はいってきて、まさか飲むのかと思ったがさすがに立ち話をして、しかしその立ち話はやたら長く、11時の閉店とともにお開きとなった。

3/13
Venis->Paris->成田(3/14)->国分寺
 今度こそ飛行機に乗るぞ。無事にチェックインを済ませる。荷物はリュックサックと手持ちのなるしまバッグがあるが、lost baggageという無用のトラブルを避けるためすべて機内持ち込み。ペットボトルの水を飲み捨てる。
 時刻通り動いているようでなにより。順番に搭乗口から乗り込んでいくがここでまさかの自分だけ待ったのサイン。。理由をよく聞き取れないがとにかくwait hereらしい。ほとんどの客はふつうに乗り込んでいくが一部の客が同じようにはじかれていることに救いを求める。日本人の女の子がはじかれていたので聞いてみるが同じくよくわからず。その子もストライキで一日遅れたらしく毒を吐き合いながら待っていると客が一通り流れた後に通してくれた。ほっ。
パリまでの途中、アルプス山々を望んだ。あまりにきれいで人間は空を支配したんだな、などとふと思った。所用2時間の大半は爆睡。乗り継ぎ後成田まで11時間は到着が朝のため寝る必要があった。窓側席だったが隣のおばちゃんはcookやhospitalityを教える教授らしく30人の学生を連れてきているらしく、学生とおばちゃんがやたらしゃべっていた。それでもモニターでThis is itを見ながら注文通り眠りについた。。
 朝9時着。今日は引っ越しの荷物を回収しに業者が家に来るので極力早く帰らねばならない。学割証を持っていなかったのが痛いが時間を買わねばならないので成田エクスプレスですっ飛んで3時間で帰宅。そういやベニスで会った女の子と成田まで一緒でけっこう仲良くなったのに連絡先を聞き忘れた。アホ、俺。
 引っ越しは無事に間に合った。飛行機で寝まくったおかげで時差ぼけはほぼなし。リュックサックの中身を入れ替え翌日の自転車部鴨川合宿の準備をし出しましたとさ。


費用
航空券:11万
その他宿泊費食費など:8万(11泊13日)
計19万



鶴見の新居にて

2010.03.24 Wed l 旅行 l COM(0) TB(0) l top ▲