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・スバル(10月22日、23日)

10月23日 晴れのち雲の中 気温確実に一桁
 後閑杯。何かの間違いでいいから新人賞とかとってみたいなぁ。メジャーに挑戦するときの松井秀喜の言葉が浮かぶ。「僕は野球人生の中でホームラン王を何回取るか知りませんけど、新人王を取るチャンスは本来一度しかありませんから…。」と日本で逃した新人王への意欲を語った。だけどA、Nには明らかに力負けしているよな。それでもそれなりにがんばってみよう。で、東北ツールからひと段落したところでなんとなく金精峠でも行って見るかと思う。今年の特訓ランのコースも入れてはりきっていたものの、また台風が上陸するみたいでやめる。1日だけ晴れたので代わりに朝4時に起きて道志道に行き、9時に山中湖に着いてしまい、6時からは駒場で卓球。翌週、定サイの日の前後でどこか行きたかったが、またまた台風でやめ、定サイまでも雨に。スバルの一週間前。富士山一周とかも考えたが、やっぱり下見に行こう。キャリアバッグ2個付きで1時間56分。万全でいけば1時間50分を切れるか?  本番前日の金曜の授業は運の良いことにチャリ通と準備のため2,3限のみ出ることが許されるようになっていた。甲州街道では久しぶりにキャリアをはずした解放感に酔いしれた。急いでチケットを仕上げ、Mさんに新宿のバス乗り場まで引いてもらい、たまたま三橋さんと合流して河口湖へ。エンド金具を忘れたのでHに貸してもらった。またバスを降りるときには三橋さんが座席をはずしていた。さすがです。暗い中なんとかPICAに着きお話をして寝た。  集合場所には確かにOB含め30人ほどが集まりこのサークルのつながりを感じた。便所に行き空気入れとライトをはずして準備完了。Aの次、二番目でスタート。ゆっくり行くでと言っていたがいつ追いつけるだろうか。石郷岡さんのスバル必勝マニュアル通りにいきなりスパート。すこし行くと長い直線の先に彼の姿をとれえるもののなかなか追いつけない。先週走ったときも思ったとおりはじめの7,8キロはつらい。料金所を過ぎてからようやく抜かし、おかげでこのつらいところをかなり飛ばしていけた。ただそのときのAは余裕しゃくしゃくで話しかけてきた。来年マイチャリでふつうに走られたら規格外の強さで即死に違いない。後ろのNとは一分差スタートだったので見えたらアウトだと思い必死にペダルを踏み続けた。  一合目の看板を過ぎればあとは惰性で上れると感じていたのでここから一気に気楽になった。この辺から急坂、緩坂が続くとわかっているので急坂は勢いで突破していく。下では晴れていたのに雲にさえぎられて景色はほぼゼロ。再び先週キャリア軽量化のためにカメラをケチって持ってこなかったことを後悔する。途中見覚えのある長くてきつい坂を過ぎて4%地帯に入る。マニュアルではここでペースを落とすなと書いてあったが疲労のため15キロ程度で抜ける。  180度カーブをいくつか曲がり雲の上に出たようでこの辺りではじめて時計を見た。1時間35分。やべー、40分切れるよ。あたたかくなり豪快に富士山の頂上が見え、もはやここからは爽快なウィニングランの始まり始まり。その後ついに1%坂が現れ、30キロ以上で駆け抜ける。こんな元気が残っているならもっとがんばっておけばよかったとすこし後悔。最後の難所を12キロくらいで上ってフィニッシュ。記録1時間38分53秒。5分経っても誰も現れず、新人賞確定。思わず心の中で両手を挙げる。ほとんど一人旅だったのでペースを乱さずに行けたのがよかったかもしれない。  KWさん、Aに続いてなんとMさんが勢いよくゴール。ぱっと見では負けた感じだった。後続もぞくぞくとゴールしていき、わいわいだべって写真をとって下った。OBの方々がほんと速くて驚いた。働いていらっしゃるのにすごいです。  下で駒場祭のチケットを持ってきた120枚ほどをすべて売り、あとは感慨に浸りながら大月までみんなと走った。Mさんに勝ってしまったようで、Mさんに連れてきてもらった僕としてはなんというか申しわけないような…。でも本当に感謝です。 Hがエンド金具がないとまずいとのことなので谷藤さんにディレーラーをはずしてもらって輪行を強行。実際自走でもよかったのだが。高尾で輪行を解いたらチェーンがおかしくなっていて1時間近く格闘。一応直ったが逆に回せないという状態で走っていると変な音がするので見るとリアディレーラーから出ているワイヤーの位置がおかしくて擦れてえぐれていた。でもなんとか使えるのでそのまま帰宅。 本当に新人賞を取れるとは思いもよらず、A、Nのコンディションを考えても心の底から喜べた。ゴールしたときは何が起ったのかよくわからなかったが時間が経つにつれて充足感でいっぱいになった。あのプレ夏合宿を思い返してみればNに勝ったなんて自分でもものすごい驚きだ。Nがいたからこんなに走り、こんな記録が出せたのは間違いない。  最高の一日だったが心残りもいくつか。

-朝をはじめ一年の行動の遅さを修一さんに指摘されたのでしっかり反省です。
-4500キロほど走っていてちょうどチェーンの交換時期だったので、まえに買っておいたやつに替えておけばよかった。特に帰ってからチェーンが伸びてしまっているために(ディレーラーのせいでなく)がりがり音がするのでなおさら替えときゃよかった。ついでにスプロケにこびりついた黒い油のごみをきれいに掃除しておきたかった。あのくしゃくしゃという音にはじわじわと気力を奪われる。
-欲を言えば、Yさんとの差が1分26秒だったのでもうすこしでYさんにも勝ててしまった。惜しかった。
-A,Nのコンディションがよくなかったのと下見という反則技を使ったのでまた来年ちゃんとやって勝ちたい。
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2004.10.25 Mon l レース l COM(0) TB(0) l top ▲
大学1年次に走りに行った時の小旅行記集。
2004.10.10 Sun l ツーリング l COM(0) TB(0) l top ▲