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例によってダブルヘッダーの週末。
土曜の富士スバルTTの中止が前日にわかったものの、レンタカーしてしまったのでとりあえず前橋へ移動。
前日受付を済ませて飯を食った後に日曜の中止を知る。
せっかく来たので走ることに。

畜産から姫百合まで。雨で寒いので。
わりと300±10Wなペースを刻む。
20分くらいから呼吸系とメンタルがやられて少し失速。
25分くらいから少しペダリングとリズムを取り戻して再び300近傍へ。
トータル29分290W@57.5kg、CTL29.8、TSB-6.6で個人的ベストパワーオブザイヤーをマークできた。
めでたしめでたし。
ctl.png
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2018.09.28 Fri l レース l COM(0) TB(0) l top ▲
Aerodynamics of Sports Fabrics and Garments

◇概要
・生地の粗さによる空気抵抗の違いを調べた。円柱に貼り付けて流速をふると、抗力係数が減る遷移域が現れた。
・円柱の角度、継ぎ目の位置をふって抗力、揚力を調べた。実物のウェアを円柱モデルで分解すれば生地配置の設計に使える。
・異なる生地でスキージャンプと自転車の実寸大のウェアを作って抗力を比べた。ポジションや速度によって抗力の小さい生地は変わる。円柱試験と違って遷移域は現れなかった。

図5.10に生地の粗さによって遷移域が変わる様子が現れていて見事。
でも実際には上流にものがあったりペダリングでかき回したりできれいな流れは当たらない。
比較的きれいな流れが当たる腕に凹凸をつけると遷移を起こせるかもしれず、確かによいかもしれない。フレームに服を着せたりしないよな
2018.09.26 Wed l 本・論文 l COM(0) TB(0) l top ▲
今年初めてかもしれない。

・1本目がんばって28分50秒くらい
・2本目さくっと30分40秒くらい

思ったより走れた。久しぶりに10分走を再開(この2週間で3回)したのがよかったかもしれない。2018年はまともな状態を作れないまま終わる恐れがあったがどうにか形にはなってきた。

活動量計(Garmin vivosmart3)の推定VO2Maxが上がっていた。
vo2max.png
推定の方法はよくわからず、季節性のものなのかはわからない。5月末から6月中旬にわりと練習を積んだはずのところが現れていない。CTLはずっと23~33あたりで低位安定で中身を変えてきた。

あとコンビニでピラーがかじってサドルがささらないという人がいたので、サラダ油を勧めたら多少潤滑できてささってよかった。
2018.09.23 Sun l つれづれ l COM(0) TB(0) l top ▲
次に知りたいのは、何秒維持すればよいのか。

やったこと
同じ日で、風を相殺できるターン前後(6回)の平均する時間幅とばらつきの関係を調べた。
ターン前後の姿勢が安定するまでの約10秒を除いた。

結果
7/2
0702.png

8/19
0819_20180921221830429.png

感想
長ければよいのだけれど、本数との兼ね合いで、まずは片道2分くらいを目安にすればよさそうだと思った。
同じ時間かけるなら長くして本数減らした方がばらつきは減りそうだけど、最終的に姿勢の再現性をどうにかしないと意味がない。
2018.09.21 Fri l つれづれ l COM(0) TB(0) l top ▲
風を相殺するには1時間走と言わず、1往復ごとに求めてもよい。
ということでデータのある13往復について求めると、
CdA=0.365(標準偏差0.09)
別にCdAを求めるためにフォームを固定したわけではなくただ練習しただけだし、気温も気圧も補正していないのに意外と揃っている。風が強いと向かい風の時間が長いから高めに出る効果もあると思う。フォームについては意識しないことを一定にしていたともいえる。

ところで、GoldenCheetahでも同じような推定をできるらしく、試したら同じような値になった。
gc.png
しかしバーをドラッグして合わせるとはなんとアナログなことよ!

あと、パイオニアのメータには気圧計がついているがデータは保存されない。(獲得標高の算出のみに使用)
iphoneSEに気圧データ保存アプリは入れられるが、気圧計がついていない!
2018.09.19 Wed l つれづれ l COM(0) TB(0) l top ▲

CdA

風速からパワーを求めるibikeから進化したAeropodは、空気抵抗の指標のCdAをリアルタイム表示してくれるらしい。
ところで、平坦を往復したら風は相殺されるからそれなりに測れるのでは。

やったこと
・鶴見川1時間走(7.5分×4往復)のデータを使って、適当な力学モデル(前にペース配分を調べたものと同じ)からCdAを求めた。
・とりあえず4回分。
・姿勢はふつうにブラケット持ち。
・転がり抵抗係数は0.0043
・元は1秒データで10秒平均をとった。

結果
・CdA=0.367(標準偏差0.007)
・往復でばらつくものの、平均したら4回とも同じような値になった。
0819.png

ばらつきを減らすには
・速度センサを使う(現状パイオニアのGPSを元にした速度を使用)
・姿勢を同じにする。
・ウェア(のパタパタ具合)を同じにする。
・風速計を使う。

平地エアロポジション(自称)でどれくらい減るか試してみたい。
2018.09.17 Mon l つれづれ l COM(0) TB(0) l top ▲
https://link.springer.com/article/10.1007/s12283-017-0234-1

概要メモ

基本モデル
・物体まわりの流れ~bluff body~
・前面と背面の圧力差による抗力が支配的。後ろに周期的に渦ができて背面の圧力が下がる。
・単純形状の後ろにできる渦の性質はよく調べられている。(渦の周期を利用した渦流量計が存在するほどだしな)

ペダリング中の空気抵抗の変化
・空気抵抗は、クランクが90度位置で小さく、180度位置で大きい(真上が0度)。
・180度位置では投影面積が大きくなること以上に、抗力係数が大きくなることが効く。
・片足を伸ばした非対称な姿勢では後ろに大きな渦ができるため。

風洞
・大きな課題は試験した時の姿勢の再現性。
・紹介されている風洞は長さ56m、高さ11m。(やたら大きくて絵の中のどこに自転車がいるのかなかなか見つけられなかった)

シミュレーション
・流れが複雑すぎてなかなか厳しい。
・風洞で測った傾向に近い結果が得られるモデルもある。

実地での検証
・結局は試行錯誤。
・空気抵抗の小ささと力の出しやすさのバランス。

姿勢の影響
・人体の形状が複雑なので、同じ名前の姿勢(上ハン、下ハン、TT等)でも試験によって抗力係数がけっこう異なる。
・投影面積を小さくすることが良いとは限らない。抗力係数も効く。
・ヘルメットやホイールの効果も人や姿勢によって異なる。

機材
・フレームは規制との戦い。進歩は規制の緩いトライアスロンで盛ん。
・ホイール周りの流れは複雑すぎてよくわかっていない。
・ヘルメットは結局姿勢による。(頭を下げたり上げたりした時間の集計データってないな)
・スキンスーツの表面の滑らかさの効果は剥離する前で発揮される。生地の最適配置は状況により変わる。ぴったりフィットが重要。

ドラフティング
・前後は近いほど抵抗が減る。
・左右で並ぶ場合の距離は0.2mでもっとも抵抗が減るとの報告あり。
・後ろに人がいると背面の圧力が上がるので先頭の人の抵抗も5%オーダーで減る。
・3人目以降の抵抗はあまり減らない。
(皆でクランクの位相を合わせたりすると抵抗を減らせるかもと思った)

今後のネタ
・集団走行時の配置や姿勢の最適化
・生理モデルとの統合
・風洞の流れの状態を実地に近づける
・解析で試行錯誤できるくらいまで精度を上げる

最後に
・通勤や移動を人力走行を普及して炭素排出低減へ。(←空気抵抗を気にするほど高速移動する人は限られるのでは)
2018.09.13 Thu l 本・論文 l COM(0) TB(0) l top ▲
度肝、と言えばその後に続く単語は、抜くしかない。
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0167610518303751#bib18
集団が風洞に並んだ写真をみて度肝を抜かれた。
ここまでやるか。

概要
・プロトン内で空気抵抗により受ける力を単独走と比べた。
・実験と計算ともに、プロトンの真ん中の後の方で最小の5~10%になった(90~95%減)。
・密度の高いプロトンでは、先頭でも84%、前が見えている側面でも59~67%に減った。
・足とホイールが回っていないが、影響は小さいことを別途確認した。

人形は1/4スケールとのこと。異様な光景が想像される。
オレンジに塗るのがオランダ風。
実際のプロトンでstravaのflybyを集計したらこの結果を確かめるネタにはなりそう。
プロトン走行はツールド北海道でしかしたことはないが、5-10%はさすがに少なすぎる気はする。
風やコーナーでのプロトンの動きが生き物のように見えるのは、トータルの抵抗を減らすような適応がそう見えさせるのかなと思った。
2018.09.08 Sat l つれづれ l COM(0) TB(0) l top ▲
やりたいこと
・修善寺1周分のコースで、NP265W一定でタイム最小のペース配分を求める。

やったこと
・繰り返し計算のやり方は前回と同じ。
・初期の一律パワーをふって、NPが265Wになったところで収束終了。

結果
・初期の一律パワーが250Wのとき、収束後のタイムが最小で9.65分。
・265W一定走行でのタイム9.76分に対して7秒短縮。
・平均パワーは252Wで13W低下。
kaisi.png

・このときのペース配分
syusoku250.png

わかったこと
・スタート直後はがんばる。
・上りから下りに入ってから少し後まで踏み続ける。
・下りから上りに入る少し前から踏み始める。
・ゴールの少し手前で出し切る。(ゴール直前のコスパは低いため)
2018.09.04 Tue l つれづれ l COM(0) TB(0) l top ▲