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外に伝わるローラーの振動と音を防振対策で大きく減らすのは難しそうなので、そもそもの音の発生を抑えられないか。まずはどういう音が出ているかを調べた。

条件
・ローラーはグロータックFLEX2で、負荷最大で固定
・タイヤはパナレーサーRACE D EVO
・録音はiphoneで、距離はローラー部から20cm
・Audacityに入れてスペクトル表示してテキストで書き出し

回転数とパワー(速度)をふってみた。
負荷あり
・回転とパワーを上げると40~70Hzくらいが増えてくる。このあたりの低周波は壁を通り抜けやすくて騒音問題になるのでよくない。
・パワーを上げた時の400Hzくらいピーク(黒矢印)の出所は不明。スポークの固有値約500Hzとも違いそう。

チェーンの音と分けるため、後輪をローラーから浮かせて空回ししてみた。
空回し比較
・チェーンの音は160Hzくらいにピークがある。
・ローラーを回すと140Hzくらいにピークが出る(赤矢印)。
・これはローラーのフレームの固有値に近いのでフレームの音と推測。

結論
・40~70Hzあたりではチェーンの音が大部分を占めていて、ローラーを変えても大勢は変わらない恐れがある。
・ローラーのフレームの剛性を上げれば140Hzのピークは減らせる可能性はある。
・ダイレクトドライブのローラーに試乗(録音)したい。
・とりあえずSFRは比較的静かで無難(感覚と一致)
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2019.02.28 Thu l つれづれ l COM(0) TB(0) l top ▲
いつも通りの修善寺6.5周なのだがやたらメンツが濃い。

1周目はペース速め。
2周目以降もじわじわやられて自分が生き残るだけで精一杯。
気管支から血の匂いがして空気をうまく吸えない。
一方で筋力はあまり問題なく、とにかく酸素が足りない。
ぎりぎりの状態で時計を見るとまだ30分。。
入賞をめざすどころか、完走すら怪しい。。

今日は人数が多くて「集団」が形成されている。
今にも切れそうと思いつつ、上り始めで前に出て貯金し、上りで拠出して延命。

5回目の秀峰亭への上り始めでペースアップがあり、いい位置にいた流れで20秒くらい踏んで足を使ってしまった。
秀峰亭をポジションを下げながら上れるのでまあよしとする。
きつくなって集団での位置を下げてしまい、貯金のないまま上る場面が増え、ラスト1周に入るところで集団から遅れた。
千切れパックの先頭はとって終了。

ラップタイムを見ると実は2周目から落ち着いていたものの、練習量の少なさがそのまま出た。
パワーとしてはいつものBクラスとあまり変わらなかった。
唯一、ダンシングで負荷を分散する感触はよかった。もっと使ってもよかったかもしれない。
1時間、平均232W、NP276W
2019.02.25 Mon l レース l COM(0) TB(0) l top ▲
ハードルの練習メニュー

400mハードルの選手の練習メニューとタイムの時系列を追って、その関係をまとめた。
すごいと思ったのは、ポーランドのナショナルレベルの21人の選手の1989から2011年の長期のデータを取り続けたことと、練習メニューの内容もランの強度、スキル練、筋トレなど22にも細かく分類して記録したこと。
選手のレベル(タイム)ごとに推奨されるメニューは変わって、
初級はスピード練(ハードル無し)やジャンプ
中級はストレングスや8~12個のハードルを越えるスキル練
上級は閾値以上の高強度や4~7個のハードルのスキル練
がメイン。

これだけのデータが自転車であれば面白そうだけど、ここまで体系的に蓄積するのは大変そうだ。
過去の練習ベースなのでこれより良い練習は見いだせないけれど、コーチがいなくてもざっくり近い提案はできる。
選手の特徴が年齢、身長、体重だけなのが惜しい。
2019.02.22 Fri l つれづれ l COM(0) TB(0) l top ▲
朝、多摩川を走っていると小鳥たちの声が聞こえる。
ふと、プーリーの油が切れてキュルキュル鳴っている音ではと疑う。
前者であってほしい。
正解は、ブレーキレバーの油が切れて、レバーを引くたびにキュキュっと鳴っていた。
油を注そう。
2019.02.18 Mon l つれづれ l COM(0) TB(0) l top ▲
後輪も測ってみた。

aaa_20190215221425af6.png

bbb_20190215221427d95.png

はじき方のスキルが上がって3回の計測のばらつきが小さくなってきた。(用途不明)

スポークごとの差は後輪の方が大きい。
最大と最小の差と張力の比は、前輪4%、後輪8%くらい。
全方向の力の合計と張力の比は、前後輪ともに1%くらいに収まった。

仮にこれをやりつづけたとすると、音を聞いただけで振動数を言い当てられそうだ。(用途不明)
感覚を研ぎ澄ませると、メーターを見ずにぴったり300Wを出せることがあるように。

自転車屋さんでスポークを弾いている人がいたら要注意。
商品には手を触れないでください。
2019.02.15 Fri l つれづれ l COM(0) TB(0) l top ▲
スポークのテンションがどんな分布になっているか調べてみた。
フルクラムレーシング3のヤフオク購入後2年使用の前輪。
ラジアル組みストレート扁平16本。
振れはほとんどないように見える。

自転車を逆さまに置く
スポークを1本あたり3回指ではじいた音をiphoneボイスメモで録音
audacityのスペクトル表示で1次の固有振動数をみる(レンジは0.2秒)
エクセルに手打ち

固有値
エラーバーは3回の標準偏差
1次の3.25倍くらいのところに謎のピークがあったが気にしないことにした。扁平のせいかもしれない。

最大と最小の差は20くらいだけど全部の径方向の力を足すと1以下に収まった。
固有値をテンションに直すと適当な線密度を入れて1000Nくらい。
するとずれは2N以下。
それなりに正確に測れているようで、強弱合わせてバランスしているようだ。

しかし右側8本と左側8本の平均は10Nずれている。
少し寄っているかもしれないが、手持ちのアイテムでは測りようがない。
2019.02.09 Sat l つれづれ l COM(0) TB(0) l top ▲
疲労は気から
運動を続けられなくなる時に何が起きているかについての話。

まずありそうなのは、運動している筋肉に酸素を送れなくなるとか、乳酸がたまって酸性になり力を出せなくなる”壊滅説”で、例のアーチボルト・ヒル氏がまた登場して最初にこのあたりを調べたらしい。
これが当時の定説になった。
一方でヒル氏は、体が壊滅した時点で運動を止めるのでは手遅れで文字通り壊れてしまうから、その手前に何らかの制御機構がありそうだと注記した。

戦後、体の状態を電気的に測れるようになると、オールアウト時に必ずしも体は限界に達していないことが分かってきた。
しかし、戦後の教科書からは制御機構の記述は削除されていて、相変わらず壊滅説のみが教えられた。
おそらくこの時点での生理学の権威たちは壊滅説メインで仕事をしてきたので、制御機構を受け入れると立場がなくなるからだったのではと、本文では言っている。これもまたありそうな話だと思った。

現在では計測できるものが増えて、無意識のうちに運動を止める制御機構がさらに詳しく調べられている。
2019.02.08 Fri l つれづれ l COM(0) TB(0) l top ▲
環境発電の例で、揺らすと自ら充電する素子を自転車に乗せて90m走ったら、温度計と湿度計を動かすくらいの電荷をためられたとのこと。これはおよそ1mWで5秒分。涙ぐましい限り。
2019.02.07 Thu l つれづれ l COM(0) TB(0) l top ▲
自転車で300キロを12時間くらいで走ろうと思うときの課題の一つは、途中でパイオニアのメーターの電池が切れること。

対策として、走りながらダイナモから充電する方法(これとかこれ)もあるが、一番簡単なのはモバイルバッテリーと長めのコードとタイラップをサドルバッグに入れておくことのような気がした。
2019.02.06 Wed l つれづれ l COM(0) TB(0) l top ▲