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 在宅ワークの昼飯に、久しぶりに外食をしようと思い立ち、近所をふらっと歩いて見つけた定食屋に入った。以前からその存在を認識をしてはいたものの、通りに面した入口は狭く、入ったことのなかった多国籍料理っぽいお店。入口から階段で2階へ上がり、ドアを開けると、入口の様子からは想像できない広い店内であった。
 自分はホタテの入ったランチセット、相方はオムレツのセットを注文。ホタテセットには大粒が4つも並び、オイスターソースベースと思われる絶妙な味付けで美味。小皿にはクラッカーにチーズと鴨肉が添えられる。おかわり自由のパンは表面がカリっと温かい。一度おかわりすると、少し時間を置いたのち焼きたてをいただけた。一方、オムレツを分けてもらうと、卵が経験したことのない滑らかな半熟で、具のイカもとんでもなく柔らかく、エビも美味。都内ほど地価の高くない地域でありながらランチセットは1000円からの設定で身構えたが、満足度は価格以上であった。
 ところで、原価率を考えると、おそらくホタテが高い。しかし卵の仕上げの技術料は十分に払う価値があると思った。調理過程は不明であり、タンパク質の変性の不可逆性からリバースエンジニアリングは少なくとも素人には不可能である。
大変よいお店だった。
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2022.05.29 Sun l つれづれ l COM(0) TB(0) l top ▲
車坂ヒルクライムの走行ログとモータに入力したパワーからモータ効率を求めてみた。
スクリーンショット 2022-05-21 135930

ざっくりした値を使った結果、モータ効率は65~70%程度となった。(ケースa,b,c)
後半の効率が悪いのは感覚と合う。
今の装備では、電動出力は70W程度期待できる。

2017年のデータで同様の計算をすると、実質出力はほぼ合う。(ケースd)
電動で2017年のベストタイム更新に必要な自力パワーは250W。(ケースe)
 →重量増分を含めて、電動化により28W少ない自力パワーでベストタイムを実現できる。
モータ効率を80%に上げると、必要な自力パワーは240Wに減少。(ケースf)

結論
 自力でがんばらないといけない。
 あるいは、お財布ががんばらないといけない。
 (製品はモータが軽量かつ高効率で、電池の出力と容量が大きい)
2022.05.21 Sat l つれづれ l COM(0) TB(0) l top ▲
Maintaining Physical Performance: The Minimal Dose of Exercise Needed to Preserve Endurance and Strength Over Time

ハイパフォーマンススポーツシンポジウムの一節で著者が解説していた。著者は米国陸軍の所属であり、画面の大半を埋めている胸板に驚いた。現代の軍隊においては、物理的な強さ以外がむしろ求められるイメージがあった。最近読んだ「超限戦」にも総力戦の特徴が書かれていた。ところが、完全に強い人が登場した。

さて、冒頭の文献はコロナ禍で室内での限られた運動量の中で、持久パフォーマンスを維持するトレーニングの指針をレビューしている。
課題は、
 ・持久パフォーマンス(例えば重いものを長い距離運ぶ能力)は必要
 ・半年から1年程度の配備前後の比較で兵士の持久パフォーマンスが低下(例:アフガニスタン、イラク、チャド)
 ・配備中は配備外と比べて持久トレーニングの時間が減りがち
とのこと。確かに”重いものを長い距離運ぶ能力”は最終的には欠かせないと思った。

結論は、
 ・強度と頻度と時間のうち、頻度と時間は落としても持久パフォーマンスは落ちにくい
 ・強度を落とすと持久パフォーマンスは落ちやすい
感覚的にそうなりそうではあるが、データで示されていた。

注意点として、
 ・被験者はアスリートではない一般人
 ・パフォーマンスを上げる観点ではこの限りではない
 ・極端な低負荷ではこの限りではない(例えば宇宙→要約

ここで、過去に読んだCritical powerの文献の背景に、ローマ帝国の歩兵の一日の進行距離の上限の設定という課題が書かれていたのを思い出した。長い年月が経っても、悩みは変わっていないのだなと思った。
2022.05.18 Wed l 本・論文 l COM(0) TB(0) l top ▲
2019年以来の車坂ヒルクライムに参加。体力的には平均200Wがせいぜいで走るだけでは面白くないのだが、電動自転車を使えるエンジョイの部があるためエントリー。自作電動自転車のデビュー戦である。公式タイム計測は無し。コースは距離11キロ、平均勾配8%。

狙いは自力で200W、アシスト100Wとし、電池残量をみてアシストを増やすことにした。パワーメーターはメインのキャニオンについているパイオニアの左クランクのみを移植した。

スタートは10時の予定だったが準備が整った段階で9:55くらいに10秒前のカウントダウンが始まった。ウィンドブレーカーを脱ぎそこなったが寒かったのでよしとした。スタートしてすぐに先導パトカーの後ろにつく。220Wくらいで進むともう一人電動の方がついてくる。電動車の出走条件に公道を走れることがあり、時速は高々15キロ程度なので問題ないことを実証している。途中までアシスト出力を手元のレバーで調整していた。レバーを手で保持するのは大変なので、キャットアイのフロントライトを併設して引っかけてレバー角度を無段階に変えて固定するようにしていた。しかし、途中からフルスロットルに固定された。アシスト入力は22V-7Aくらい。電圧は大きくは変わらないので電流値をにらむ。勾配がきつくなるところで電動の参加者についていけなくなった。後で聞くとヤマハの2022年最新モデルのフロントサス付きマウンテンバイクだった。価格は30万円とのことで、やはり製品にはかなわないが、こちらは自転車10万+電動化8万なので費用は抑えられている。

前半:19分30秒、自力215W、アシスト入力130Wくらい 前半ログ

エンジョイの部は途中40%くらいの地点で休憩が入りロードレーサーの部の人たちを応援する。50分ほど止まって雑談応援などして再開。終盤は電圧と電流が減っていき、自力190W、アシスト入力100Wくらいに低下。体感的にモーターの効率低下もありそう。フィジカルとしてベストは尽くしたのできつさはあったが素手で上るより楽だったことは認めざるを得ない。

後半::27分、自力200W、アシスト入力110Wくらい 後半ログ

合計46分30秒
自己ベストは2017年の43分で、及ばなかった。敗因としては自力のパワーが低かったのと、おそらくモータ効率が低い。速度と勾配データから逆算できるだろうけど、また気が向いたらやろう。

ゴール後


序盤


終盤
2022.05.15 Sun l レース l COM(0) TB(0) l top ▲