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人は2000連休を与えられるとどうなるのか?
当方にとって(今のところ)思考実験でしかないテーマについての興味深い話。
最後の方では、自己を知覚点と認識し、死を知覚点の消滅と捉えるに至る。

ところで、この前半でひたすらに記憶を書き出す下りがあった。
ふと思い出したのが、今まで走った道をいつか地図上に塗ろうと思っていたことだった。
少し調べると、以下の手順でわりとすんなりだいたいの線を描けた。

・こちらで無料アカウントを作成(https://ridewithgps.com/
・strava/garminアカウントと紐づけ、またはGPSログ(GPX等)をアップ
・GPSログの無いライドはルートプランナーでルートを作成
・コレクションを作成し、ルートを選択して読み込む

log.png

注意点として、garminは全データ共有、stravaは紐づけ後の新規データのみ共有。garminには一部しかなかったのでゴールデンチーターでGPXを一括で作成してアップした。
初期のツーリングのGPSログはほとんどないため、主要ライドのみ旅行記の都市名を適当につないでルートを作成した。
関東甲信のポツポツとした点は主に車移動でのレースなど。
長い線はツーリングでほぼすべてテント泊。
与那国島が入っているので地図が引けている。
感想:こんな簡単に無料で描けるとは便利な世の中。当時、白地図にペイントで線を描くことを本気でやっていた。

そういえば本ブログの当初の目的は、いかにもどこかに消えそうな旅行記を残すことであった。
実際、旅行記を載せた会報の印刷物および元データは失われた。
この図をもって一つの形になった。
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2023.07.26 Wed l 本・論文 l COM(0) TB(0) l top ▲
久しぶりに実走170拍くらいキープで20分走り切れた。
場所はいつもの家から3分くらいの信号のない片道3.5分×3往復。
律速過程が乗ること自体および筋力から心肺およびメンタルに移行した印象。

最近の猛暑のおかげか、労せずして暑熱順化すなわち循環器系の機能が向上した感覚があった。
トレンドを見ようかとゴールデンチーターを開いたら前回更新が1年前だった。
Stravaからダウンロード。ローカルデータをアップするイメージだったが便利になったものだ。

pmc
2023年は2022年よりは乗っていて、2022年の1年分のライド時間に近い時間を半年で乗っているようだ。
特に目的はないのだが、乗ると体と頭の調子がよくなる感覚はあるので快適さを優先して乗っていきたい。


ところで、ゴールデンチーターの新しい機能に気づいた。
推定CPのトレンド
vo2max_20230721142124a72.png

推定VO2maxのトレンド
cp.png

いずれも2009年の学生時代(ツールド北海道のデータを含む)にベストが出ているものの、その後の到達点も近い。
レースに真面目には出なくなった2019年以降下がっている様子がよくわかる。
2023.07.21 Fri l つれづれ l COM(0) TB(0) l top ▲
2020年にスイスgreenteg社がcore™を発売
深部体温を推定するウェアラブル端末

深部体温とは
・胃腸の温度
・限界を決める要素の一つ
この文献がわかりやすい。
fig1.A 初期温度の違いで時間が伸びるが共通の40℃でオールアウト
fig3.A 冷やしながら運動すると耐えられる時間が伸びる
→ペースメイクや限界検知に役立ちそう

ウェアラブル端末レビュー
Wearable Sensor Technology to Predict Core Body Temperature: A Systematic Review

深部体温の測り方はいろいろある
直腸または胃腸温度計が正とされる
ウェアラブルの測り方で精度に大きな違いはない
高温域で誤差が大きい傾向

問い
発熱は脚なのになぜ深部体温が上がるか
  自転車運動の発熱は脚6、胴3(NASAの文献(宇宙服開発)のtable13)
  熱は血液に乗ってめぐり、皮膚で放熱
  皮膚血流増加で等価熱伝導率は安静時の8倍
  断熱と放熱を調節

coreの構成
心拍計とクリップ式センサー

熱流センサとは
センサー厚み方向の温度差を電圧出力

精度検証論文
CORE™ wearable sensor: Comparison against gastrointestinal temperature during cold water ingestion and a 5 km running time-trial
2023/6/14公開

◆背景
core精度検証の査読論文無し
GIとの比較例
 漸増負荷自転車 高温域でcoreが0.2℃過大
 フィールドホッケー coreが0.17℃過少

モチベーション
(1)アメリカでポピュラーな5kmTTランを調べたい
(2)走る前の冷水飲む効果を検知できるか
  4度の水500mlで30分以内に0.2℃程度低下の知見あり
  coreは皮膚温度から推定するので、内部冷却を検知できなさそう
  意地悪ではなく実際の使い方


◆実験内容と結果
被験者12人 平均25才
実験10時間前に比較用のGI-PILLを飲む
2021年5月に購入、3回のアップデートでアルゴリズムは不変(メーカー情報)

◆冷水
4度の水を7.5ml/kg=450ml/60kg
40分後、GIのみ温度が低下、coreより高いまま
→冷水の効果を検知できない
//熱流束のデータがない
//原理的には深部体温が低下したら皮膚温度が不変でも検知できるはず

◆5kmTT
トレッドミル5kmTT
24インチのファン2個 平均風速14km/h程度
verbal encouragement
17~28分 3.4~5.6分/km
平均179±10bpm
十分な水分補給済=尿浸透圧で確認

GIPILLの増加よりcoreの増加が少ない
差が増える
要因の一つは皮膚温度が上がらないこと
//これも原理的には深部体温が上がったら皮膚温度不変でも検知できるはず

運動中のGIとcoreの差は小さい人も大きい人もいる

◆まとめ
TTでcoreは過小評価。頼りすぎると熱中症のリスクがあるので注意
外部冷却の検知についても比較実験が必要

補足
ヒートテストで個別化
38℃まで上げて160拍キープでのパワー20%減まで

◆感想
解釈が難しい
・人によるばらつき大きく比べられない
・自分の相対値としてみる

精度を上げるには
・運動モードで分ける
・GIPILLで定期校正

余談
FTP200wと400wの人が存在するのはなぜ
 効率は2倍にはならない→発熱は2倍近い
 暑熱順化のメカニズム
  ・発汗量増加
  ・汗の塩分減少
  ・皮膚血流増加条件のシフト
  ・血液循環量の増加
 →強い選手で血流循環量2倍はありえるので、等価熱伝導率2倍はありえる
2023.07.10 Mon l 本・論文 l COM(0) TB(0) l top ▲
財務省貿易統計によると、ここ数年の日本の貿易収支は±80兆円でほぼトントン。

産業別の統計について、機械学会の記事が分かりやすかった。
・表1より、食料と燃料の-23兆円を、一般機械と輸送用機械の+23兆円でカバー。
・表4の推移より、機械産業のうち、輸送用機械が常に+15兆円程度で強い。要は車。
・電気機器は2004年に+7.5兆円だったが大きく減少してほぼトントン。
・原動機、工作機械などの一般機械は底堅く+8兆円程度を継続。
・通信機は2004年にほぼトントンから2018年に-2.5兆円に悪化。要はスマホ。

車が強いと聞いてはいたが、初めて数字を見た。
車に比べて一般機械も頑張っている。
2000年以降電気がコケたのでいよいよ車と機械の国である。
EV化で車がコケたらどうなるのか。

ところで、経常収支全体としては、日経記事がわかりやすい。
製造業の積み上げは資源高で吹き飛ぶ。サービス収支も弱い。
同じ話だが、ロイター記事によると、
"「財では稼げないが、投資収益で稼ぐ」という「成熟した債権国」らしい仕上がりになっている"

なお、国際収支の全体像はこちら
具体的には、国際収支総括表のG,J,K,L列あたりを見れば良さそう。

所感
製造業とは何なのか、よくわからなくなってきた。
とはいえ車の+15兆円が無くなったらやはり痛手。
これだけのリスクを抱えているなら再エネ主体に早く移行したい。
2023.07.08 Sat l 本・論文 l COM(0) TB(0) l top ▲
2050年に炭素排出量を実質ゼロ(Carbon Neutral)にすることになっているが、現実味はあるのか。(経産省資料P5

1次エネルギーとして水素を輸入することになっている。(経産省HPの図
水素は海外の再エネ電力で作ったものだろう。
ここで疑問がわく。
 1.高そう
 2.再エネで自給しないのはなぜか。輸入するなら安全保障の問題は棚上げになる。

1.下記3点から今より高くなることは不可避と思われる。
 ・大気圧でのLNG温度は-162℃で、液体水素温度は-253℃である。
 ・現状LNGの輸入コストの2/3は液化と輸送である(経産省資料
 ・液体水素の体積エネルギー密度はLNGの半分程度である(リンクの図

2.いくつか理由を考えてみる。
(1)再エネのリソースがない?
 ・日本の再エネのリソースは十分ある(環境省資料(2022)

 ・下記文献によると、2035年時点で、発電量の9割を再エネ+原子力で賄える。
The 2035 Japan Report: Plummeting Costs of Solar, Wind, and Batteries Can Accelerate Japan’s Clean and Independent Electricity Future (日本語版
 ポイント
  - 再エネは初期費用がかかるが、普及すれば化石燃料輸入が減り、初期費用を含めても電気代は上がらない。
  - 蓄電池と送電網の増設で安定供給を損なわない。

 ・これは憶測だが、産業構造を10年20年程度では刷新できないことが要因にありそう。
  液体水素輸入、水素燃焼、アンモニア燃焼などは、機器は全く新しくても構造は似ている。
  構造を変えるほどのコミットはしていないのでは。
(7/15追記:似たような言説

(2)既定路線?
・過去に1993年から10年間の水素プロジェクトがあった(WE-NET資料)。ここに水素が良い理由が(最近の資料よりも)明確に書かれている。再エネ電力の再配分には輸送が必要で、エネルギー密度を比べると水素が有利(リンク)。30年前からやっているけどまだまだ道半ば。

最近の動向
・再エネ比率目標を上げる動きはある(資源エネルギー庁資料P71
・水素関連の目標は後退気味。肝心の水素の製造方法の目標がない。(NHK資料
・足元での国のプロジェクトは全方位的である(リンク)。皆が対象という方針と、厳しい目標なので効果大に集中投下という方針がありそうで、後者は選ばれなかった。鶏卵問題に皆で取り組むと。
・水素関連は長期的な開発であり、2030年の中間目標にはほとんど寄与しない(リンク)。

先が読めない中で本当に間に合わせるならせめて炭素税を劇的にかけることは最低条件な気がする。
こちらの解説記事によると、結局制度設計はこれからとのこと。効果が出るまで遅れがある。単に始動が遅いのだろうが今からでもがんばるしかなさそう。
2023.07.03 Mon l 本・論文 l COM(0) TB(0) l top ▲