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ケーキ作りの困難といえば生地を混ぜることと生クリームを泡立てること。

前者については終わりがよくわからず妥協して適当なところで終えると、焼いた後の膨らみが足りずにやたらエネルギー密度の高い、コンパクトな補給食的重量感のある体育会系生地のできあがり。
それはそれでよいのだが、適当な割合で生クリームを消費するには体積不足。
やはり妥協は許されない。

後者には泡立つという明確な終わりがあるものの、その終わりがいつ訪れるのかが始めた段階ではわからない。
ほぼ液体に向かってカチャカチャかき回しているだけではのれんに腕押し状態で、前腕の筋疲労が一方的に進むだけで全体の工程の何%進んだのか不明。例えば20分経っても、進んでいるのかいないのかすら不明。

これは終わりのわからない上りに似ている。
逆にこれを利用すると、(全員が終わりを知らない前提で)とりあえず先行で飛び出していくと、一瞬追うのを躊躇するので、明らかに実力差のある選手に対しても同着にまで持って行けたりする。
要するに終わりがわかっている場合に比べて同じ負荷でも精神的にしんどく感じる。

しかしながら、ここでは文字通り妥協は許されない。
なぜなら妥協したらそれはただの液体だからだ。


そして気持ち悪くなるくらい生クリームが余ったが、一応終わりだけは見えているので、いちごの酸味を借りたり(これは名古屋のマウンテンといういかした喫茶店で抹茶小倉スパといういかしたパスタの甘さと油と戦うときに、添えられたいちごやキウイフルーツの力を借りて戦ったのに似ている)、普段飲まないコーヒーにフロートさせてその苦みを借りて消費しきった。
めでたしめでたし。


ちなみにそのマウンテンはあまりに厳しくてDNFだったけれど、いわゆるマウンテンとは異なり悔しさなんてなくて、二度と行かないと決め込んだだけだった。



気にはしていないがカロリー計算は思いのほか簡単で、砂糖100gと小麦粉100gに4kcal/gをかけて、油100g(生クリーム重量の約半分)に9kcal/gをかけて足したら1700kcalとすぐにわかる。
これに卵やいちごを合わせればざっと2000kcalといったところ。
しめて100キロのロング一回分だな。
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2016.12.25 Sun l つれづれ l COM(0) TB(0) l top ▲

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