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心拍の周期の変動から乳酸濃度を推定するという、にわかには信じがたい方法を使ってスタミナを表示するスタミナセンサーを試しに買ってみて一年。要望があったので感想の続き。
http://www.gomore.jp/

・1週間も使えば表示されるスタミナは感覚に近くなる。
元の特許によれば、ユーザーの運動能力を10カテゴリーに分類しており、初期はおそらく平均的なところで設定されているので、10分170拍とかをやると途中で何回もスタミナゼロになる。都度カテゴリーが更新されるので、1週間もすればいいところに落ち着く。

・設定したメニューを何本できるかをリアルタイムで教えてくれる点がとても有用。
パワーで強度を管理することの欠点は、走力アップに合わせて設定パワーをうまく上げる必要があること。
パワーを上げないとメニューが楽になるだけで進歩しない。
上げすぎるとメニューを完遂できなくて進歩しない。
何本できるかをリアルタイムで教えてくれるので、本数を加減することで適正な負荷に調整しやすい。
ただし3分未満のメニューでは心拍の上昇が追いつかず、スタミナがあまり消費されないので参考にならない。

・スマホでしか表示できないので結局使わなくなってしまった。
スタミナ表示は現状ではかなりマニアックな機能なので、これを使うとすればシリアス系サイクリストだろう。
シリアス系サイクリストはがんがん走るので、スマホをハンドルに固定するのはリスクが高すぎてやりたくないだろう。
もし落車したとしたら、ただでさえ痛いのに、通信機能まで奪われたら事態はさらに深刻になる。
ローラー限定ならまだ使えるかもしれない。

・スタミナとW' balanceを使い分けるべし。
ある日のデータ。
往路50分平地、2分メニュー、2分レストを3本やって、復路50分平地の計2時間。
キャプチャ2
キャプチャ
メニューを始める前の移動で足を使っているので、減っているスタミナの方が感覚に近い。
2分のメニューの中ではW' balanceはすぐ応答して感覚に近いが、スタミナはほとんど変化しないので指標にならない。
復路では、完全に回復しきっていないスタミナの方が感覚に近い。
W' balanceはクレアチンリン酸量に関係していて消費の応答が速いので、スプリントや高負荷短時間のインターバル向き。回復も速いので長時間の指標にはならない。

・心拍変動をみることのご利益はあるのか。
心拍数のみでのスタミナ予測と心拍変動も使った予測では、どれくらい違いがでるだろうか。
結局心拍数でほとんど決まる気がして、心拍変動をみることのありがたみがいまいちわからなかった。
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2017.02.11 Sat l つれづれ l COM(0) TB(0) l top ▲

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