「気候変動の真実 科学は何を語り、何を語っていないか? 」を読んだ。
人起因の気候変動について、
どこまでが信じられそうで、どこからが疑わしいか。
仮説
人の活動(化石燃料の燃焼)
→主に大気中CO2濃度上昇
→気候変動(温暖化)
最初の矢印は間違いなさそうである。
地球の炭素のおよそ1.1%は炭素13同位体である。
生物の炭素は炭素13の割合がわずかに少ない。
大気中のCO2は何十年もの間に軽くなっているので、
生物、すなわち化石燃料由来と推測できる。
二つ目の矢印は定かでない。
気温は、地球の入熱と放熱が等しくなる温度になる。
大気中CO2濃度上昇は放熱量を減らす。
自然の熱流およそ239W/m2に対して、
人起因の温暖化ガスの寄与は1.1~3.3W/m2と試算される。
放熱が1%減って、気温が300Kのうち3K上昇。
ここで、他の条件がすべて同じという条件が付く。
例えるなら、毎日の食事にキュウリ0.5本分のカロリーを加えて体重が増えるか。
どの気候モデルも、現実の細部をもれなく再現はできず、不確実。
筆者の主張は、気候変動対策の政策決定に科学的根拠があるフリをするのは止めよ。
価値観の問題である。
感想
・概ね同意。人以外の影響が大きくて対策の費用対効果は不確実だろう。
・体重の例えは分かりやすかった。
・人が気温に影響していることは間違いなさそう。
・温室効果ガス排出量を減らせば温暖化の減速には寄与するが、それで気候変動を止められるかは不明。
・確実なことは、化石燃料は使い捨てで埋蔵量は減り、持続可能でないこと。
・争奪戦の代わりに、人類共通の課題を掲げるのは丸く収める知恵だろう。
・脱炭素が実現してもレアアースがネックになり、結局争奪戦にはなりそう。
人起因の気候変動について、
どこまでが信じられそうで、どこからが疑わしいか。
仮説
人の活動(化石燃料の燃焼)
→主に大気中CO2濃度上昇
→気候変動(温暖化)
最初の矢印は間違いなさそうである。
地球の炭素のおよそ1.1%は炭素13同位体である。
生物の炭素は炭素13の割合がわずかに少ない。
大気中のCO2は何十年もの間に軽くなっているので、
生物、すなわち化石燃料由来と推測できる。
二つ目の矢印は定かでない。
気温は、地球の入熱と放熱が等しくなる温度になる。
大気中CO2濃度上昇は放熱量を減らす。
自然の熱流およそ239W/m2に対して、
人起因の温暖化ガスの寄与は1.1~3.3W/m2と試算される。
放熱が1%減って、気温が300Kのうち3K上昇。
ここで、他の条件がすべて同じという条件が付く。
例えるなら、毎日の食事にキュウリ0.5本分のカロリーを加えて体重が増えるか。
どの気候モデルも、現実の細部をもれなく再現はできず、不確実。
筆者の主張は、気候変動対策の政策決定に科学的根拠があるフリをするのは止めよ。
価値観の問題である。
感想
・概ね同意。人以外の影響が大きくて対策の費用対効果は不確実だろう。
・体重の例えは分かりやすかった。
・人が気温に影響していることは間違いなさそう。
・温室効果ガス排出量を減らせば温暖化の減速には寄与するが、それで気候変動を止められるかは不明。
・確実なことは、化石燃料は使い捨てで埋蔵量は減り、持続可能でないこと。
・争奪戦の代わりに、人類共通の課題を掲げるのは丸く収める知恵だろう。
・脱炭素が実現してもレアアースがネックになり、結局争奪戦にはなりそう。
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