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1日4分 世界標準の科学的トレーニング 今日から始める「タバタトレーニング」 を読んだ。

田畑先生によるタバタトレーニングの解説書でありながら、
1.タバタトレーニングの方法
2.身体とトレーニングの基礎(定量化)
3.トレーニングの組立(原理、原則、要素)
4.分子生物学から見たトレーニング効果
の構成で、後半はトレーニングの総まとめとしてとても良かった。これ一冊で完結。
原理原則を抑えておくと軸ができて、新しい手法の是非を考えるのに役立つ。
意識性の原則に言及されていて、トレーニングの目的を明確にして納得してやることが効果を高める。

タバタトレーニングの方法
・Vo2maxの170%負荷20秒+休息10秒を8セット、4分間行う

個人的発見
・タバタトレーニングは、
 有酸素性運動(Vo2が最大に達する)と、
 無酸素性運動(酸素借が最大に達する)の
 両面を最大限刺激するプロトコルである。

・無酸素性運動を続けて、クレアチンリン酸が枯渇し、
 筋肉のPhが下限(人によらない)に達すると運動が停止。
 耐えられる乳酸濃度の上限は筋肉中の緩衝作用に依り、人により固有の値になる。
 
・分子生物学的に、トレーニング効果のうちミトコンドリアの酸化酵素の増加はPGC1αの濃度上昇に関係する。
 この濃度はトレーニング直後には上がらず、徐々に増えて24時間後まで上昇が続く。運動が記憶され適応が進む。



ところで、今までタバタをきちんとやったことがなかった。理論上の効果はよく理解できたので、長尾台の上りの実走でやってみた。

430Wくらいでつっこんだら3回途中で疲労困憊に達してしまった。2セット目も2回目には350Wくらいに低下し20秒も持たなくなった。

良くなかったのは、
 負荷が高すぎた
 一部ダンシングで安定しなかった
 加速に合わせた変速がうまくできていない

やり方を確立するまで慣れる必要がありそう。
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2023.02.19 Sun l 本・論文 l COM(0) TB(0) l top ▲

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