シルバー民主主義 - 高齢者優遇をどう克服するか
年金、医療などの社会福祉制度や企業の雇用形態には、持続可能性の観点で問題が山積みで今にも倒れそうである。
しかし、政治家が当面の選挙に勝つために高齢者の既得権を守ろうとするシルバー民主主義が影響力を持つため、改革は進まない。
高齢化は先進諸国で共通だが、日本の特徴として、
・高齢化が特に進んでいる
・若者の投票率が低い
・負担少なく給付多くという矛盾した要求の下で不健全化しやすい。例えば米国では小さな政府vs大きな政府の対立軸がある。
年金給付を下げたら訴訟が起きた。
民主主義なら、高齢者を納得させて改善するしかない。
例えば、借金が積み上がって何が問題か。
確実なことは、ある時点で信用が失われて価格が暴落し、新規発行不能になること。
国債からの穴埋めがなくなり、社会保険料収入(2015年で55%)と給付を同じにすると、単純計算で給付が55%に下がる。
それがいつかはわからない。
今の高齢者にも目の前にそのリスクがあると知らせることが脱却の一手である。
医療保険や税制も同様。
目を覆いたくなるような事実が並んでいる。
制度の前提の家族構成などが何十年も前から変わっていない。
高齢者優遇を変えるインセンティブに乏しく、現状維持が続く。
日本が相対的に貧しくなる。
感想
シルバー民主主義はシステムとしてあたり前の状態に思える。
誰が悪いということはなく、仕組みの特性である。
厚労省が年金100年安心と主張していることなど色々と目を疑うが、
それも人々の総意が選んでいるということ。
いくら妙案でも高齢者に不利な、または不利と思われる変更は受け入れられない印象。
高齢化は少産少死を戦略とする生物の末路として必然と思われ、
民主主義は比較的マシなシステムと考えると、
何かが生まれ繁栄して消滅していく自然サイクルの後半にいるようだ。
カリスマの登場に期待するにしろ、皆で実態を知ることから始めたいところ。
随所にムダがあるから、費用を抑えながら高齢者の満足度を上げる策はあると思う。
例えば、話し相手になるロボット(ChatGPT搭載のモニター付きアマゾンエコーくらい)を配るので、代わりに財源として給付を下げますとか。
病院に行くよりも楽しいと思えるかもしれない。
テクノロジーが間に合うかどうか。(温暖化の問題に似ている)
年金、医療などの社会福祉制度や企業の雇用形態には、持続可能性の観点で問題が山積みで今にも倒れそうである。
しかし、政治家が当面の選挙に勝つために高齢者の既得権を守ろうとするシルバー民主主義が影響力を持つため、改革は進まない。
高齢化は先進諸国で共通だが、日本の特徴として、
・高齢化が特に進んでいる
・若者の投票率が低い
・負担少なく給付多くという矛盾した要求の下で不健全化しやすい。例えば米国では小さな政府vs大きな政府の対立軸がある。
年金給付を下げたら訴訟が起きた。
民主主義なら、高齢者を納得させて改善するしかない。
例えば、借金が積み上がって何が問題か。
確実なことは、ある時点で信用が失われて価格が暴落し、新規発行不能になること。
国債からの穴埋めがなくなり、社会保険料収入(2015年で55%)と給付を同じにすると、単純計算で給付が55%に下がる。
それがいつかはわからない。
今の高齢者にも目の前にそのリスクがあると知らせることが脱却の一手である。
医療保険や税制も同様。
目を覆いたくなるような事実が並んでいる。
制度の前提の家族構成などが何十年も前から変わっていない。
高齢者優遇を変えるインセンティブに乏しく、現状維持が続く。
日本が相対的に貧しくなる。
感想
シルバー民主主義はシステムとしてあたり前の状態に思える。
誰が悪いということはなく、仕組みの特性である。
厚労省が年金100年安心と主張していることなど色々と目を疑うが、
それも人々の総意が選んでいるということ。
いくら妙案でも高齢者に不利な、または不利と思われる変更は受け入れられない印象。
高齢化は少産少死を戦略とする生物の末路として必然と思われ、
民主主義は比較的マシなシステムと考えると、
何かが生まれ繁栄して消滅していく自然サイクルの後半にいるようだ。
カリスマの登場に期待するにしろ、皆で実態を知ることから始めたいところ。
随所にムダがあるから、費用を抑えながら高齢者の満足度を上げる策はあると思う。
例えば、話し相手になるロボット(ChatGPT搭載のモニター付きアマゾンエコーくらい)を配るので、代わりに財源として給付を下げますとか。
病院に行くよりも楽しいと思えるかもしれない。
テクノロジーが間に合うかどうか。(温暖化の問題に似ている)
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